大根は、焼き魚に添える大根おろしや、刺し身のツマ等何かと料理に使うことが多い野菜です。
特に大根を冷凍する「大根冷凍」は、ちょっと欲しいという時に便利です。
そんな大根冷凍がまずい、うまくいかずぶよぶよになってしまうという声があるようです。
何故大根冷凍がまずいと言われるのかや、ぶよぶよになってしまうのか、上手な処理方法等も一緒にご紹介していきたいと思います。
大根冷凍がふにゃふにゃ・ぶよぶよする?
大根は栄養もたくさん含まれており、様々な用途で調理に使うことが出来る万能野菜ですよね。
冬になるとたくさん安く売られていたり、いただいたりすることも多く、せっかくなので余すとこなく食したい所ですが、なかなか消費できない時もありますよね。
そんな時には大根を冷凍しておくことで長い間使用することができるので大根冷凍はたくさんの方が試して見たことがあるのではないでしょうか?
そんな大根冷凍が、本当にふにゃふにゃ・ぶよぶよするのでしょうか?
調べてみると、確かに冷凍していて解凍してみると、ふにゃふにゃになった!という声や、ぶよぶよしているけどこれは食べられるのか?といった声も多くあがっていました。
試している人が多い分、失敗した!という経験談も多かったです。
せっかく長く食べるために冷凍していても、食感が変わってしまっていたりするといざ料理に使う時に使えなくて結局捨ててしまったなんてことにもなりかねません。
何故ふにゃふにゃ・ぶよぶよしてしまうのでしょうか?次項で詳しく理由をご紹介致します。
大根冷凍がまずい・ぶよぶよの理由
大根がふにゃふにゃ・ぶよぶよしてしまうのは、「大根の細胞組織が壊れてしまって水分が出てしまっているから」というのが大きな要因なのだそうです。
一度冷凍してしまうと、大根の食感が変わってしまう為、大根のシャキシャキ感が大事な、お刺し身のツマや、大根サラダ等には適していません。
冷凍すると約1ヶ月程保存できるようなので、せっかく冷凍するのであれば、どのような料理に使うのか冷凍する前に考えた方が良さそうですね。
大根の冷凍と解凍方法
それでは、大根は冷凍しないほうが良いのでしょうか?
いいえ。実は上手に下処理できれば美味しく食べることが出来るようなのです。
ここでは、おすすめの冷凍方法と解凍方法についてご紹介致します。
まずは、冷凍保存におすすめの皮の剥き方ですが、食物繊維が多く繊維質な皮は、厚く剥きます。
厚く剥くことで、冷凍した際に筋っぽくなってしまうのを防ぐ事ができるそうです。
皮を剥いたら、輪切りにしたり、いちょう切りにしたりして使いやすい形や大きさに切ります。
その後、乾燥や酸化防止の為に切った大根を空気が入らないようにラップに包み、フリーザーパックに入れて冷凍します。
その際に、なるべく急速冷凍して柔らかくなるのを防ぐと良いようです。
その他の方法として、味付けをした状態で冷凍保存するという方法があります。
生の大根を、味付けされた出汁(つゆ)に漬け込んだまま冷凍することで、細胞が壊れにくくなるので食感に変化なく食べることができるようです。
こちらの解凍方法は、凍ったままの大根をつゆごと鍋に入れて煮込むと出来上がりです。
この方法だと、より味が内部にまで染み込んでいて短時間で美味しい大根の煮物が出来ます。
ちなみに、大根おろしを冷凍すると水分があるので風味や味が変化しにくく、おすすめのようです。
冷凍方法は、おろした大根の水分を自然に抜けるようにザルであげ、そのままフリーザーパックに入れて平らにならし、冷凍すると使いたい時に使いたい分だけ割って使えるので便利ですね。
大根冷凍失敗したらどうする?
大根冷凍を解凍した時に、ふにゃふにゃ・ぶよぶよになってしまったら、元のシャキシャキ食感には戻せないのでしょうか?戻せる方法を調べてみましたが探せませんでした。
一度冷凍・解凍してしまってふにゃふにゃになってしまった大根を戻すことはできないようですが、食べられなくなったわけではないのでふにゃふにゃ食感でも食べられるおすすめ料理に使用すると無駄にならず良いようです。
味が染み込みやすくなっているので、煮物やスープ等の煮込み料理に適していると言われています。
大根冷凍に失敗してしまったときは、予定変更で煮込み料理を作ってみましょう!
大根冷凍まずい・ぶよぶよふにゃふにゃなど失敗!解凍方法は?まとめ
今回は、大根冷凍が失敗する理由や、ぶよぶよ・ふにゃふにゃ食感になしまったり、まずいと言われているのは何故なのかを詳しくご紹介いたしました。
大根冷凍の方法にも、食感が変わらないようにする工夫や、食感や風味が変わってしまった大根でも美味しく食べることが出来る裏技もあって、どれもすぐにでも試してみたい方法ですね。